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岩船産コシヒカリ はさかけ米 除草剤を使わずに育てた お米の栽培方法

稲架木(はさぎ)に架けて自然乾燥させたお米を、新潟県村上市山北地区では、「はさかけ米」と呼んでいます。

おいしいお米 岩船産コシヒカリ 「日本国米」は、新潟県村上市(山北地区)で栽培されています。

新潟県地図(旧山北町の位置)山北は新潟県の北端に位置し、山形県と隣接しています。「山北町」という名前の方が知られていると思いますが、平成20年に村上市と合併しましたので、住所表記では「村上市○○」となっています。

地理的には、海岸沿いから、す〜っと山がそびえ、標高の低い山々が数多くあり、内陸までたどっていきますと、朝日山地があります。大朝日岳を中心とした主稜線が朝日連峰と呼ばれています。


笹川流れ 山が多いので、冬は雪深く、山にしみ込んだ雪解け水が清流として地表に現れ、田圃の隅々まで行きわたり、その清流は、すぐに海に注がれています。名勝「笹川流れ」の海の綺麗さをご覧いただきますと、本当に水が良い地域だということがお解りいただけると思います。

笹川流れで採れる岩がき山からのミネラル分豊富な水が注がれた笹川流れでは、夏になりますと、ご覧のとおり大きく育った「岩がき」が私達にミネラル分を還元してくれます。(岩ガキを持っている手の大きさは、XLサイズのグローブの愛用者です。手が大きいので岩ガキの大きさが伝わるでしょうか。)

山の幸、海の幸が豊富な山北地区。
その山間地の盆地が美味しいコシヒカリを育ててくれるのです。


山北に「日本国」という山があります。この日本国が蓄えた地下水が湧き水として現れ、小川になり、私たちの田圃に注がれています。この地域を代表する山「日本国」の恵みで育った「コシヒカリ」として、「日本国米」と命名させていただきました。


 

はさかけ米の栽培は、収穫時から翌年の栽培が始まります。(収穫後の農作業)

脱穀した際に出た籾殻を燃やして燻炭にし、土壌を酸性から中性にするために田に撒きます。

栽培後の田んぼの土壌は酸性の傾向があります。
酸性のままでは養分が少なく、作物の生育に適しているとはいえません。

脱穀した際に出た籾殻を燃やして燻炭にします。
籾殻を燃やして燻炭にします。
脱穀した際に出た籾殻を燃やして燻炭にします。

出来上がった燻炭

そこで、アルカリ性の方向に改善して中性に持っていくために、伝統的に「籾殻を炭にして田に撒く」という作業を行っています。この作業は、収穫が終わった10月下旬ころまでに行われます。

 

藁を田に敷きます。

燻炭を撒いた後は、さらに、藁を田にまんべんなく敷きます

「はさかけ米」は、稲刈りも手作業です。
稲刈りも手作業です。
燻炭を撒いた後は、さらに、藁を田にまんべんなく敷きます。

手作業で藁を敷きます。

燻炭を撒いた後は、さらに、藁を田にまんべんなく敷きます。

藁が敷き詰められた田んぼ

お米が収穫される頃の田んぼの土は、その栄養分が、すっかりお米が吸収れてしまい、痩せた土になってしまいます。
ですから、刈り取った藁を田に返す事で、土にまた栄養を与え、翌年の土作りに備えます。

一般的な栽培をしている田んぼでは、コンバインという機械が使われます。この機械は優れもので、刈り取った稲を脱穀し、藁を細断して田んぼに撒いてくれます。稲刈りと藁の散布が同時に行われるのです。

それに対し、天日干しで仕上げる「はさかけ米」では、コンバインが使えません。
藁が付いた状態で刈り取り、藁ごと天日に干す訳です。

ですから、天日干しの「はさかけ米」を脱穀してから、この「藁撒き」が行われます。
さらに、藁を散布する機械などありませんから、すべて、手作業で行われます。

昔の人は、こんな重労働を当たり前のようにやっていたのですね。
私たちは、「おいしいお米」を召し上がっていただくために、今も、天日干しの「はさかけ米」を作っています。

 

トラクターで撹拌して、来春まで雪の下で土を熟成させます。

「はさかけ米」の藁を田んぼに敷き詰めましたら、藁を細断して土に混ぜ、養分が均等に行きわたるよう、トラクターで撹拌します。

藁を細断して土に混ぜ、養分が均等に行きわたるよう、トラクターで撹拌します。
トラクターで撹拌します。
雪の下では、土が熟成されていきます。

雪の下で土が熟成していきます。

12月で既にこのような雪の量。積雪は山近くは多く、海岸付近はほとんどありません。

12月での積雪風景

一般的なコンバインを使った場合ですと、田んぼの表面に細断した藁を散布して終わりですが、このようにトラクターで撹拌しますと、土がほぐれ、細断された藁と空気の層によって、微生物が活動しやすい環境となります。

こうして冬を迎え、積雪の多い山北地区では雪解けが遅く、春の農作業が遅くなる分、秋のうちに土作りが行われます。
雪により害虫が駆除されるだけでなく、雪の下では、土が熟成されていくのです。

これも、先人からの知恵だと思います。

 

春の田起こし 〜 田植え (春の農作業)

トラクターでの田起こし

春の田起こし

春、雪が融け田が落ち着いた頃にトラクターで田起こしを行います。
例年ですと、4月中旬ころに行います。

土の栄養分が、なるべく均等になるように撹拌します。


 

代掻き

田起こし後、しばらくしてから田に水を引き入れて、もう一度トラクターで撹拌し(代掻き)、田植えに適した状態(水田)にします。田植えがし易いように最後は人の手で均します。

トラクターで撹拌します。
トラクターで撹拌します。
代掻きを終えた田んぼ

代掻きを終えた田んぼ

最後は人の手で。

最後は人の手で。

 

田植え

5月上旬から中旬にかけて田植えを行います。機械で植えられない場所は人の手で植えていきます。

田植えは5月上旬から中旬頃です。
田植えは5月上旬から中旬頃です。
機械で植えられない場所は人の手で植えていきます。

機械で植えられない場所は人の手で

機械で植えられない場所は人の手で植えていきます。

機械で植えられない場所は人の手で

 

草刈り 〜 水の量をコントロール (夏の農作業)

除草剤を使わない手作業での草刈り

田植えが終り、刈り入れまでの間は、虫がつかないように畔の草刈りを、草が伸びる度に行います。
気温や気象条件、稲の生育状況に合わせて、水の量を調整します。

除草剤を使わずに、手作業で草刈を行います。
除草剤を使わずに、草刈りは手作業で
除草剤を使わずに、手作業で草刈を行います。
田んぼに現れるトノサマガエル

田んぼに現れるトノサマガエル

 

稲刈り 〜 はさかけ(天日干し) 〜 脱穀 (秋の農作業)

稲刈りも手作業です。

9月下旬から10月上旬にかけて刈り入れを行います。
稲を干すためには、稲を根元から刈り取ります。コンバインは使えませんから、手作業です。
刈り入れた稲は、約2週間はさに掛けて乾燥させます。

除草剤を使わずに、手作業で草刈を行います。
天日干しにするためには、稲刈りも手作業で行います。
除草剤を使わずに、手作業で草刈を行います。
稲架木(はさぎ)に束ねた稲をかけていきます。
田んぼに現れるトノサマガエル

約2週間、天日干しにします。

 

脱穀時期は水分量が決め手

稲の水分量が15%以下になったら、はさ(稲架木)から稲を降ろし、脱穀し、玄米となります。

稲を降ろし、脱穀作業を経て玄米に。
稲を降ろし、脱穀作業を経て玄米に。
稲を降ろし、脱穀作業を経て玄米に。
 

 

さらに、お届けするお米は全てが一等米! フルカラー光センサー式選別機で良質米をお届け!

フルカラー光センサー式選別機で良質米をお届けします。 日本国米がお届けするお米(はさかけ米)は、良質米!
フルカラー光センサー式選別機を導入しています。生産者から届けられたはさかけ米の玄米は、全てこの選別機にかけ、良質米を選別しています。

従来は、担当者による目検査で不良米を選別していましたが、目検査には限界があり、不良米が一部含まれてしまうこともありました。

しかし、この選別機を導入してからは、限りなく100%に近いほど良質米を選別できるようになりました。
選別後の玄米
フルカラー対応の光センサーですので精度が高く、虫にかじられたお米、未成熟米、籾など、不良なお米(はさかけ米)を確実に選別します。


 

岩船産コシヒカリ はさかけ米 - 天日干しの自然乾燥米 - 「日本国米」のご注文

 

岩船産コシヒカリ はさかけ米 (天日干し)

おいしいお米(新潟米) 岩船産コシヒカリ はさかけ米 (天日干し)

旧山北町産で除草剤を使わずに育てた低農薬米を、稲架木(はさぎ)に架けて、自然乾燥(天日干し)させて仕上げたおいしいお米(はさかけ米)です。自然の恵みをたっぷりと含んだ山北ならではのおいしいお米(はさかけ米)を是非、お召し上がりください。数量限定ですのでお早めに!


 

はさかけ米 - 定期購入も承ります。

岩船産コシヒカリ はさかけ米(天日干し)の年間予約も承ります。

 

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