2015.8.19.「山北の灰文化・伝統焼畑農法!赤カブができるまで~山焼き~」

 

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おや?! …山からモクモクと煙りが!

こ、これは山火事かぁ!!?

大変だ!119番へ通報しなきゃー!!!

 

 

 

どうも!トガシですウインク

はやくもシオカラトンボが事務所に遊びに来る時期になりました。

 

あ、みなさんこれは管理された山火事なので安心してください( ´▽`)

 

ブログにも何回か登場していますが、

山北の特産品「赤かぶ漬け」に使っている赤カブ。

どのように栽培されているか知っていますか?

 

赤かぶ(生)

 

山を焼いてできた灰をそのまま使う焼畑で栽培しています。

 

 

その焼畑を作るために近々山焼きをするという情報を得て、

先日、さっそく現場へ!!

 

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そう!冒頭の写真は、山焼きをしている様子だったのです^^

 

立木を伐採した跡地に、切り落とされた枝や小丸太、下草などを地ごしらえをして

明るいうちに斜面の上から火を付け一晩かけて焼きつくしていきます(^-^)

 

この辺では、県境の村上市山北地区と鶴岡市温海地区がやっていて、

最近ではほとんど見ることのない農法です。

 

ちなみに温海地区の国道7号線沿いには赤かぶのオブジェがありますよ( ・▽・)

 

 

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山北地区は約9割が森林で、その森林もほとんどが杉の木なんですよ~!

半世紀前までは林業で賑わっていたそうです。

 

 

 

18:00頃火入れ。

この日は晴れていて、風もなく穏やかな山焼き日和晴れ

 

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火はよく乾燥した杉葉をバチバチと音を立てながら燃え下っていきます。

 

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一列に並んで火の粉をかぶりながら火元のようすを見守っている姿、

わかりますでしょうか?

 

離れて撮影していても熱さを感じますが、

近くにいる母ちゃん達はもっと熱そうですね・・・

炎が熱風となって襲ってきますヽ(´o`;

 

日焼け・・・いや、火焼けしそうです( ̄_ ̄;)

 

 

日中に作業をするより、

夜に行なう方が炎が見え火の粉が飛んでも

すぐに消しに行ったりと対処しやすいそうです。

 

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時間が経つとともに、暗闇の中で炎が燃え盛ってきました!

すごい迫力!!

 

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この山焼きをしていたのが私の同級生のお祖父ちゃん。

家族や親戚、縁者など総勢20人余りを束ね指揮をとっていました。

 

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指示を出しながら炎を見守っている後ろ姿、かっこいいですね!!

 

 

 

 

時計は回って午前4時。

朝焼けと共に全体が姿を見せ始めました。

 

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おぉぉぉぉぉぉ… ない!真っ白!!

所々くすぶりながら、綺麗に燃えつきて山焼きの完了です。

 

同じ場所での焼畑栽培は1回限り。

来年は別の場所へ移動し、また山焼きをします。

 

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「こんなに綺麗に焼けるのは、そうそうねぇ~な~」

と、満足そうなお祖父ちゃん(*^O^*)

 

これで赤かぶを作る準備ができました!

 

燃えつきた灰を栄養に今年の秋には、

おいしい赤かぶが収穫されることでしょう♪

 

収穫された赤かぶは漬け物となって販売されますが

焼畑で育った赤かぶは値打ちも味も段ちがい。

 

見かけた際は、ぜひ手にとってみてくださいね(^^♪

 

 

村上市山北地区の暮らしに息づく「灰の文化」について

興味のある方は”さんぽく生業の里”で検索してみてください!

 

おいしい赤カブ漬けも電話注文できますよ(^O^)

 

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